東京医科大学病院




胃の構造と胃がんの種類

胃は食道から続いている臓器で、食物を一時的に貯留し殺菌消化する役割を果たしています。大きさは含まれた内容量によって変化しますが、最大内容量は1,200〜1,600mlになります。胃には各部分にそれぞれ名称がつけられています。

胃


胃がんは、食生活の変化やヘリコバクター・ピロリ菌の感染率低下などにより減少傾向にありますが、他のがんと比較すると依然として罹患率、死亡率が高い疾患であることは言うまでもありません。胃がんにもいろいろな種類がありますが、「肉眼型分類」によって6種類に分けることができます。

胃がん0型


胃がん0型

よく知られているスキルス性胃がんは4型のびまん浸潤型で、粘膜層で発生しながらも下の筋層にひろがっていくという特殊なタイプです。粘膜層に病状が現れないために発見が遅れる場合が多く、診断された患者さんの6割に転移がみられます。
さらに、胃がんの中でも悪性上皮性腫瘍については「組織型分類」があり、一般型と特殊型に分けられています。一般型には乳頭腺がん、管状腺がん、低分化腺がん、印環細胞がん、粘液がんがあり、特殊型にはカルチノイド腫瘍、内分泌細胞がん、腺扁平上皮がん、扁平上皮がんなどがあります。