東京医科大学病院




医師からのメッセージ

治療を何日間かに分けて行う、
身体に負担の少ない分割治療が可能です。

消化器内科

HIFUは低侵襲で副作用もほとんどなく、放射線療法のように線量を気にすることもないという、患者さんにとってはたいへんメリットの多い治療法だと思います。小さな範囲をピンポイントで照射していきますので、正常な細胞を傷つけることが少ないですし、麻酔もかけません。また治療を何日間かに分けて行う分割治療も可能です。治療効果として挙げられるのは腫瘍縮小効果、除痛効果、薬剤浸透効果などで、いろいろな分野で臨床研究が行われています。

子宮筋腫のHIFU治療が最も早くから行われており、それに加えて前立腺がん、骨腫瘍においても研究が進んでいます。

現在、当院では肝臓や膵臓などの消化器のがんに対して臨床研究を行っています。肝がんにはいろいろな治療法があるのですが、針を刺して治療する局所治療(ラジオ波)では出血のリスクが大きい場所にあるがんなどは、HIFUによる治療が積極的に検討されます。また、進行した膵がんの場合は、がんの縮小効果や痛みを取る効果に加え、薬剤の浸透効果も考えて抗がん剤との併用治療を行います。膵がんは血管が少ないがんの代表的なもので、血管の中を流れる血液中の抗がん剤をがん組織に浸透させる効果が期待されます。