東京医科大学病院




ストップ!がん

日本は欧米に比べてがん検診の受診率が低く、
これを高めるのが課題です。



がん予防には「食事・生活習慣の改善」「禁煙・公害予防」や「ワクチン接種」などによる"がん発生の予防"と「早期発見・早期治療」による"重症化の予防"があります。さらにリハビリテーションや乳がんの患者さんの乳房形成術など患者さんが退院した後の生活についても配慮していく医療が進んでいます。

がん発生の予防においては「ワクチン接種」が注目されています。近年、子宮頸がんのワクチンの日本での使用が認可されました。一部の自治体では助成金を出してその費用をサポートしています。また、胃がんの原因となるピロリ菌の除菌は、これまで胃や十二指腸の潰瘍が無ければ健康保険での治療ができませんでしたが、2013年2月21日より、胃炎でも保険が使えるように適用範囲が広がりました。胃がんの発生の減少が期待されています。

がんの早期発見で重要なのは、がん検診や人間ドックといった検査です。日本は欧米と比べてがん検診の受診率が低く、これを高めていくことが最重要課題となっています。ワクチンも含めて、予防の重要性を伝えるためには広報活動、啓発活動が必要でしょう。

現代は糖尿病や高血圧、脂質異常など生活習慣病の方が増加傾向にあります。がん患者さんでも、こうした疾病を持っているケースが増えており、病状によっては手術や抗がん剤などでの治療が十分にできない場合もあります。健康診断などによって生活習慣を見直すことは、がん治療の成功にも大きく貢献しています。