東京医科大学病院




がんの種類

がんの種類は発症する細胞によって区別されます。

がんは、がん細胞が集まってできる「固形がん」と造血組織の異常による「血液がん」に分けられます。さらに固形がんについては、上皮細胞にできる「上皮細胞がん」とそれ以外の「非上皮細胞がん」の2つに分けられています。

血液がん

造血組織とは赤血球や白血球、血小板などの血液細胞をつくる体内組織のことで、通常は骨髄のことを意味します。この造血組織の異常によって起こるのが「白血病」や「悪性リンパ腫」などの血液がんです。こうした血液がんは集まって固まりをつくらず、がん細胞が一つひとつ個別で血液中に存在しています。

血液がん:白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など

上皮細胞がん

上皮細胞とは身体の表面をおおう「表皮」、内臓の粘膜をつくっている「上皮」などを総称した細胞の名称です。肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がんなどの5大がんをはじめとして、固形がんのほとんどは上皮細胞に発症します。

上皮細胞がん:肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、肝がんなど

非上皮細胞がん

主に内臓の壁の内側にある平滑筋や筋肉などに発症するがんで、肉腫と呼ばれます。よく知られているのは筋肉に発症する「骨肉腫」で、若い世代に発症する率が高いのが特徴です。胃や小腸などの内臓壁の内側に存在する平滑筋細胞においても発症する場合があります。

非上皮細胞がん:骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫など