東京医科大学病院




がん用語辞典

医療用語は専門家が使うため、一般の方々には耳慣れない言葉が多いと思います。ここではがん医療で比較的多く使われる用語について説明いたします。(がん対策情報センター「がんに関する用語集」より抜粋)

悪性腫瘍
あくせいしゅよう
異常な細胞が周りに広がったり、別の臓器へ移ったりして、臓器や生命に重大な影響を与えるものが悪性腫瘍です。体や臓器の表面などを構成する細胞(上皮細胞)からできる「癌(がん)」 と、骨や筋肉などを構成する細胞からできる「肉腫」に分類されます。

異型度
いけいど
ある細胞の形が正常な細胞とどのくらい異なっているかを示す度合いのことです。正常であれば同じような形の細胞が整然と並んでいますが、がん細胞やその前の段階の細胞は形がゆがんでいたり、細胞内の核が大きくなっていたりします。このような細胞の形の違いを異型度と呼び、がん細胞の悪性度の目安としています。

遺伝子検査
いでんしけんさ
遺伝子の異常を調べる検査です。がんに特徴的な遺伝子異常があった場合、極めて微量な試料からでも、特定の DNAを選び、増幅させることができます。この方法を用いると、診断時において迅速に遺伝子異常の有無を検査することができます。この方法は、診断だけでなく治療効果の判定にも用いられます。

院内がん登録
いんないがんとうろく
その医療施設におけるすべてのがん患者さんを対象とするがん登録のことです。各医療施設での登録の精度の高さは地域でまとめる情報の精度を左右しますので、院内がん登録の整備は、地域がん登録にとっても必要不可欠です。

インフォームドコンセント 医療行為を受ける前に、医師および看護師から十分な説明を受け、内容について納得した上で、その医療行為に同意することです。すべての医療行為について必要な手続きです。もともとは 米国で生まれた言葉で、"十分な説明と同意"と訳される場合もあります。

エコー検査
えこーけんさ
超音波を身体の表面に当て、その超音波が体内で反射することにより内部の断面がみられる検査。

MRI検査
えむあーるあいけんさ
MRI(Magnet Resonance Imaging:磁気共鳴像)検査とは、巨大な磁石となった装置の中に入って体のさまざまな部分を撮影する検査です。FMラジオなどで用いられている電波を体に当てて、体内の様子を画像化します。タテ、ヨコ、ナナメ、輪切りなどさまざまな角度の鮮明な写真が得られ、診断に大変役に立つ検査です。放射線を使いませんので、被曝はありません。

遠隔転移
えんかくてんい
がん細胞が最初にできた場所から遠く離れた場所に移動し、そこで増えることです。転移の形式は血液の流れによるもの(血行性転移)、リンパの流れによるもの(リンパ行性転移)に分類されます。